ブレンパワード

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公開年
1998年
原作
矢立肇/富野由悠季
監督
富野由悠季
製作
サンライズ
話数
全26話
動画配信
2サイト(詳細
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第1作
第2次
第3次
EX
第4次
F
COM
64
COM2
α
α外伝
A
IM
R
第2次α
参戦
COM3
D
MX
GC
第3次α
J
参戦
W
Z
K
NEO
L
第2次Z
UX
第3次Z
BX
V
X
T
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爽快感がない75点

富野監督のかつてのようなきつい終わり方ではなく、綺麗なラストを迎えた作品です。 難解な設定でおそらく一度見ただけでは、内容は全く理解できないでしょう。

富野監督の作品なのでさすがの戦闘描写ですが、登場キャラクターが皆何かを抱えていてスカッとしたシーンと、考え込む所が交互に来るのでロボット物なのに爽快感があまり感じない作品でした。 飽きさせない展開なのですが、状況把握がなかなか出来ず不思議な感覚でした。

ストーリーとしては親子喧嘩、姉弟喧嘩を大真面目に大掛かりにやったということでバカにされたような思いを感じましたが、富野監督は何かをつかんだような気もしました。

私の場合はノベライズを読んで、キャラクターの心情が補完できると分からなかった内容が氷解しなるほどと思うことが多かったです。

この作風が∀ガンダムにもつながってきますので、個人的には見て置いてよかったと思っています。 ただし、作品としては難解すぎて人にお勧めできない作品ですね。

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親子の抽象80点

伊佐未勇が筆頭ですが、もう一人能く在りがちなヒロイン扱いとかでなく、「主人公」として宇都宮比瑪が登場します。 様々な年代の女性たちも主役であるらしいですが、私が感じたのは、特に「親子関係」のテーマに重きが置かれているということです。

勇と子育てを放棄した父母・研作と翠、勇の母親・翠および、勇と姉・依衣子を育てた祖母・直子、ジョナサンと子育てに失敗したその母アノーア。 そして特に比瑪の話に出てくる孤児院の「たくさんの母親たち」、面倒を見ている子供たちやブレンパワード(ヒメブレン)に対し、子育てする母のように接する比瑪がそれです。

また、ジョナサンの、敵対関係になりながらも、勇に対する兄のような踏み行った接し方、潜入したノヴィス・ノアで窮地に陥った子供を優しく励ましながら必死で助けようとする処など、人と人というよりもっと身近で親しい家族のような関係が描かれている気がします。

他にオルファンとそこに閉じ込められ、力を無くし項垂れたブレンパワードも相容れない親子の抽象として描かれているのだと思います。

今までのアニメではあまり見たことのない親子、男女、夫婦の関係を無理なくリアルに描いた斬新なドラマを感じました。

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エキセントリックな会話の応酬70点

富野節が魅力でした。 オーガニック的で色々片付けられてる作品だけれど、よく言われる富野節の理解できなさはあまり感じませんでした。

キャラの言ってること自体はどれも筋が通ってるし、富野作品にしては理解できない会話というのもそうなかったです。 ただただエキセントリックで飽きさせない会話の応酬でした。

それと魅力的なのは女性キャラですね。 そろいもそろって母性的なんですが、特に宇都宮比瑪は聖女っぽさ、クインシィのおかんっぽさが最高ですね。 こんなキャラを生み出してしまうとはやはり富野由悠季は天才だと思いました。